脳卒中による片麻痺Brunnstrom 法ステージ上肢Ⅲ、手指Ⅲ、下肢Ⅳの患者に…
脳卒中による片麻痺Brunnstrom 法ステージ上肢Ⅲ、手指Ⅲ、下肢Ⅳの患者における治療について正しいのはどれか。
- ⑴ 緊張性頸反射を利用する。緊張性頸反射を利用する方法は異常な運動パターンを強めるため、現在は行いません。
- ⑵ 立位時は麻痺側下肢に荷重を促す。下肢ステージⅣでは立位が可能であり、麻痺側への荷重が支持性を高めます。
- ⑶ 長下肢装具使用による歩行訓練を行う。長下肢装具は膝の支持が得られない段階で用いるもので、ステージⅣでは必要ありません。
- ⑷ 麻痺側上肢では重錘を用いた反復運動を行う。重錘を用いた反復運動は共同運動の段階では異常なパターンを強めてしまいます。
- ⑸ 非麻痺側上肢を拘束し麻痺側を強制的に使用させる。非麻痺側を拘束する方法は、麻痺側である程度の操作ができる段階で適応になります。
解説
正解は⑵です。下肢がステージⅣであれば立位は保てるため、麻痺側に体重をかける練習を行い、支持性と感覚の入力を高めていきます。荷重の経験を重ねることが歩行の安定につながります。上肢と手指はステージⅢで共同運動の段階にあるため、強制使用や重錘を用いた反復訓練はまだ適応になりません。上肢と下肢でステージが違う場合は、それぞれに合わせた課題を選びます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成