上腕能動義手の適合検査項目とその不適合の原因との組合せで正しいのはどれか。
上腕能動義手の適合検査項目とその不適合の原因との組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ 義手装着時の肩関節可動域 ― 肘プーリーユニット取り付け位置の不良義手装着時の肩関節可動域を制限するのは、ソケットの形やトリミングの不良です。
- ⑵ 前腕部(肘継手)の屈曲可動域 ― ソケットのトリミング不良肘継手の屈曲可動域を制限するのは、肘継手そのものやソケット前面の干渉です。
- ⑶ 肘の最大屈曲に要する肩関節の屈曲角度 ― ケーブルの長さの不良ケーブルが長すぎると、肘を最大屈曲するのに必要な肩の屈曲角度が大きくなります。
- ⑷ 回旋力に対する安定性 ― ハーネスの調整不良回旋力に対する安定性はソケットの適合に左右され、ハーネスの問題ではありません。
- ⑸ 引っ張り荷重(下垂力)に対する安定性 ― リテーナーの位置不良下垂力に対する安定性はソケットの適合とハーネスの調整に関わります。
解説
正解は⑶です。上腕能動義手では、肩の屈曲でケーブルを引いて肘を曲げます。ケーブルが長すぎると、肘を最大まで曲げるのに必要な肩関節の屈曲角度が大きくなり、少ない動きで操作できなくなります。適合検査では、規定の角度以内で肘を最大屈曲できるかを確かめ、合わなければケーブルの長さを調整します。適合検査は、どの部品の問題かを切り分けながら進めていきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成