胃の解剖について正しいのはどれか。2つ選べ。
胃の解剖について正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 胃体部に胃底腺がある。胃底腺は胃底部から胃体部にかけて分布しています。
- ⑵ 食道と胃の境に噴門が位置する。食道から胃へ移行する部分が噴門です。
- ⑶ 角切痕から近位部が幽門前庭である。幽門前庭は角切痕より遠位すなわち幽門側の部分で、近位部ではありません。
- ⑷ 胃酸を分泌する腺は胃底部に多くみられる。胃酸を分泌する壁細胞は胃底部だけでなく胃体部にも広く分布しています。
- ⑸ 大弯は肝胃間膜によって肝臓と結合している。肝臓と結ぶのは小弯から伸びる小網であり、大弯ではありません。
解説
正解は⑴と⑵です。胃底腺は胃底部から胃体部にかけて広く分布し、胃酸を出す壁細胞とペプシノーゲンを出す主細胞を含みます。また食道が胃に移行する部分を噴門と呼び、ここには下部食道括約筋があって胃内容の逆流を防いでいます。胃の区分と腺の分布、入口と出口の名称を合わせて整理しておきましょう。胃を切除すると内因子が失われ、後に貧血が起こる点も押さえておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成