自律神経作用と支配する節前ニューロンの起始レベルとの組合せで正しいのはどれか。
自律神経作用と支配する節前ニューロンの起始レベルとの組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ 細気管支の収縮 ― 頸髄細気管支の収縮は副交感神経の作用で、迷走神経として脳幹から出ます。
- ⑵ 顔面の汗腺の発汗 ― 延髄汗腺は交感神経の支配で、節前ニューロンは胸髄から出ます。延髄ではありません。
- ⑶ 消化管蠕動の亢進 ― 腰髄消化管の蠕動を高めるのは副交感神経で、迷走神経と仙髄から出る骨盤神経が担います。
- ⑷ 瞳孔散大筋の収縮 ― 胸髄瞳孔散大筋は交感神経支配で、節前ニューロンは上位胸髄から出ます。
- ⑸ 内尿道括約筋の収縮 ― 仙髄内尿道括約筋の収縮は交感神経である下腹神経の作用で、起始は腰髄になります。
解説
正解は⑷です。瞳孔を広げる瞳孔散大筋は交感神経の支配を受けており、その節前ニューロンは上位胸髄の側角から出て、交感神経幹を上行して上頸神経節で乗り換えます。この経路が障害されると縮瞳と眼瞼下垂を伴うHorner症候群が現れます。自律神経は交感神経が胸腰髄、副交感神経が脳幹と仙髄から出ると整理しておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成