前頭側頭型認知症の初期症状はどれか。
前頭側頭型認知症の初期症状はどれか。
- ⑴ 失禁がある。失禁は認知症が進行してから現れる症状で、初期の特徴ではありません。
- ⑵ 着替えができない。着替えができなくなるのは着衣失行で、頭頂葉の障害が進んでから現れます。
- ⑶ 物忘れが多くなる。物忘れはAlzheimer型認知症の初期症状で、前頭側頭型では比較的保たれます。
- ⑷ 買い物から帰れない。道に迷うのは地誌的見当識の障害で、Alzheimer型認知症で早期から現れます。
- ⑸ 自分本位にふるまう。前頭葉の障害による脱抑制として、初期から現れる特徴的な症状です。
解説
正解は⑸です。前頭側頭型認知症では前頭葉が早くから侵されるため、初期から社会的な抑制が利かなくなり、相手や場面を考えずに自分本位にふるまう脱抑制が目立ちます。万引きや無断外出、同じ行動を繰り返す常同行動も早期からみられます。記憶や見当識は初期には比較的保たれる点が、Alzheimer型認知症との違いです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成