手背の熱傷に対する急性期のスプリントの関節角度で正しいのはどれか。
手背の熱傷に対する急性期のスプリントの関節角度で正しいのはどれか。
- ⑴ 手関節屈曲30 度手関節は屈曲ではなく20〜30度の背屈位に保ちます。
- ⑵ MP 関節屈曲50 度MP関節を屈曲位に保つことで、瘢痕拘縮による伸展変形を防げます。
- ⑶ PIP 関節屈曲60 度PIP関節は屈曲位ではなく伸展位に保ちます。
- ⑷ DIP 関節屈曲30 度DIP関節も屈曲させず、伸展位に保ちます。
- ⑸ 母指橈側外転60 度母指は橈側外転ではなく掌側外転位に保ち、水かきの拘縮を防ぎます。
解説
正解は⑵です。手背の熱傷では、瘢痕が縮むことでMP関節が伸展し、IP関節が曲がった変形が残りやすくなります。これを防ぐため急性期のスプリントでは、手関節を背屈、MP関節を屈曲、IP関節を伸展、母指を掌側外転させた安全肢位に保ちます。選択肢のうちこの原則に沿っているのはMP関節の屈曲だけになります。安全肢位を保つことが、後の機能障害を小さくします。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成