廃用症候群における症状と治療の組合せで正しいのはどれか。
廃用症候群における症状と治療の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ 筋萎縮 ― 装具固定装具で固定すると動かさない期間がさらに延び、筋萎縮が進みます。
- ⑵ 骨萎縮 ― 機能的電気刺激骨萎縮には荷重運動が有効で、機能的電気刺激は骨への対応としては適切ではありません。
- ⑶ 下腿浮腫 ― 安静保持安静を保つと静脈の還流がさらに滞り、浮腫は悪化します。
- ⑷ 起立性低血圧 ― 塩分制限起立性低血圧では循環血液量を保つために水分と塩分は制限せず、むしろ必要です。
- ⑸ 深部静脈血栓症 ― 抗凝固療法血栓の進展を抑え、肺塞栓症を防ぐための標準的な治療です。
解説
正解は⑸です。長期の臥床では下肢の静脈の流れが滞って血栓ができやすくなり、深部静脈血栓症を起こします。治療は抗凝固薬で血栓が広がるのを抑え、肺塞栓症を防ぐことが中心になります。あわせて早期離床と足関節の自動運動、弾性ストッキングによる予防を行いましょう。他の組合せはいずれも悪化させる方向の対応です。離床を進める前には、血栓の有無と治療の開始を確認しておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成