皮膚筋炎について正しいのはどれか。
皮膚筋炎について正しいのはどれか。
- ⑴ 男性に多い。皮膚筋炎は女性に多く、男性の2倍前後の頻度で発症します。
- ⑵ 胸腺腫を合併する。胸腺腫を合併するのは重症筋無力症です。皮膚筋炎では悪性腫瘍の合併が問題になります。
- ⑶ 赤沈は亢進しない。炎症性疾患であるため赤沈は亢進し、血清クレアチンキナーゼも上昇します。
- ⑷ 嚥下障害はきたさない。咽頭の筋が侵されると嚥下障害をきたし、誤嚥性肺炎の原因になります。
- ⑸ 近位筋優位の筋力低下をきたす。体幹に近い近位筋から筋力が低下することが特徴です。
解説
正解は⑸です。皮膚筋炎は体幹に近い筋から炎症が起こる自己免疫性の筋疾患で、肩や股関節まわりの近位筋が優位に弱くなります。髪を洗う、階段を上るといった動作が難しくなるのが典型です。上眼瞼の紫紅色の皮疹や手指関節背面の皮疹を伴い、悪性腫瘍を合併することがあるため全身の検索も行われます。ステロイドによる治療中は、筋力低下や感染にも注意が必要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成