19 歳の男性。バイク事故で受傷。脊髄損傷完全麻痺(第10 胸髄節まで機能残存)…
19 歳の男性。バイク事故で受傷。脊髄損傷完全麻痺(第10 胸髄節まで機能残存)。ADL は自立し、今後は車椅子マラソンを行うことを目標に作業療法に取り組んでいる。車椅子(別冊No. 3)を別に示す。マラソン用車椅子はどれか。
- ⑴ ①日常生活用の車椅子の形で、競技に必要な直進性と推進効率が得られません。
- ⑵ ②前方に伸びた3輪構造と大きなキャンバ角をもつ、マラソン用の形です。
- ⑶ ③方向転換のしやすさを重視した形で、長距離を直進する用途には向きません。
- ⑷ ④球技用など別の競技に合わせた形で、マラソン用の構造ではありません。
- ⑸ ⑤介助用や室内用の形で、競技に用いる構造を備えていません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。マラソン用の車椅子は、前方に長く伸びた一本のフォークに小径の前輪を付けた3輪構造で、直進性を高めるために後輪は大きく内側へ傾けたキャンバ角が付いています。シートは低く膝を抱えるように座り、ハンドリムは小径で連続してこぎやすい形になっています。日常用の車椅子とは目的が違うため、形も大きく異なります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成