50 歳の男性。糖尿病。1か月前からインスリンによる治療が開始されている。空腹時…
50 歳の男性。糖尿病。1か月前からインスリンによる治療が開始されている。空腹時血糖150 mg/dL、HbA1c は7.5 % であった。これまでに低血糖症状は認めていない。血糖コントロールの改善に向けた運動療法、生活指導で誤っているのはどれか。
- ⑴ 歩数計を活用する。歩数計で活動量を目に見える形にすると動機づけになり、適切な指導です。
- ⑵ 運動は食後1時間後に行う。食後1時間ごろは血糖が上がる時間帯で、この時期の運動は食後高血糖を抑えます。
- ⑶ 階段を使用するように助言する。日常生活の中で活動量を増やす助言であり、適切な指導です。
- ⑷ 低強度でのレジスタンス運動を行う。低強度のレジスタンス運動は筋量を保ち、インスリンの効きをよくするため勧められます。
- ⑸ 1週間で合計60 分の有酸素運動を行う。週150分以上が目安であり、合計60分では運動量が不足します。
解説
正解は⑸です。糖尿病の運動療法では、中等度の有酸素運動を週に150分以上、できれば週3回以上に分けて行うことが勧められています。1週間で合計60分では量が足りず、血糖コントロールの改善は期待できません。加えて週2回以上のレジスタンス運動を組み合わせると効果が高まります。続けられる形を一緒に決めていきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成