移植片対宿主病〈graft versus host disease:GVHD〉に…
移植片対宿主病〈graft versus host disease:GVHD〉について正しいのはどれか。
- ⑴ 腸管に好発する。皮膚や肝臓とともに腸管が侵されやすい部位になります。
- ⑵ 予後良好である。重症例では生命に関わることもあり、予後良好とは言えません。
- ⑶ 自己遊離皮弁術後に生じる。自分の組織を移植する場合は免疫反応が起こらず、この病態は生じません。
- ⑷ 好中球による免疫反応である。ドナー由来のT細胞による免疫反応で、好中球によるものではありません。
- ⑸ 血液型が一致すれば発症は防止できる。問題になるのはHLAの適合であり、血液型が一致しても発症を防げません。
解説
正解は⑴です。移植片対宿主病は、移植されたドナーのリンパ球が患者の体を異物とみなして攻撃する反応で、皮膚、肝臓、消化管が侵されやすくなります。腸管が侵されると下痢や腹痛を起こし、重症化すると栄養状態が大きく悪化します。免疫抑制薬による予防と治療が行われます。免疫抑制薬による予防と治療が行われます。栄養状態の管理も大切になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-08_09.html)を加工して作成