症状性精神障害を引き起こす疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
症状性精神障害を引き起こす疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ Wernicke 脳症 ― ビタミンB1 投与欠乏しているビタミンB1を補うことが治療になります。
- ⑵ 肝性脳症 ― 芳香族アミノ酸投与肝性脳症では分岐鎖アミノ酸を補い、芳香族アミノ酸の割合を下げる治療を行います。
- ⑶ 全身性エリテマトーデス ― 副腎皮質ステロイド投与免疫の異常による病態であり、副腎皮質ステロイドが用いられます。
- ⑷ 尿毒性脳症 ― 瀉血尿毒症性脳症の治療は人工透析で、瀉血ではありません。
- ⑸ ペラグラ ― 葉酸投与ペラグラはニコチン酸の欠乏によるもので、葉酸ではなくニコチン酸を補います。
解説
正解は⑴と⑶です。Wernicke脳症はビタミンB1の欠乏によって眼球運動障害、失調、意識障害をきたす病態で、速やかなビタミンB1の投与が治療になります。全身性エリテマトーデスによる中枢神経症状は免疫の異常が背景にあるため、副腎皮質ステロイドによる治療が行われます。原因を取り除く治療が中心になるため、背景の疾患を確かめることが大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-08_09.html)を加工して作成