進行性核上性麻痺について正しいのはどれか。
進行性核上性麻痺について正しいのはどれか。
- ⑴ 延髄が萎縮する。萎縮するのは中脳被蓋で、画像では正中断面でハチドリのように見えます。
- ⑵ L-Dopa が著効する。L-Dopaへの反応は乏しく、Parkinson病との鑑別点になります。
- ⑶ 頸部が前屈位となる。頸部は後屈位をとることが多く、前屈位ではありません。
- ⑷ 垂直方向の眼球運動障害を呈する。核より上位の経路が障害され、とくに下方視が難しくなります。
- ⑸ MIBG 心筋シンチグラフィーで心/縦隔比が低下する。心縦隔比が低下するのはParkinson病やLewy小体型認知症で、本症では保たれます。
解説
正解は⑷です。進行性核上性麻痺では、眼球を上下に動かす働きを担う中脳の神経核より上位の経路が障害され、とくに下方を見ることが難しくなる垂直方向の眼球運動障害が現れます。足元が見えにくくなることも、早期から後方へ倒れる転倒が多い一因になります。足元が見えにくくなることも、後方へ倒れる転倒が多い一因になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-08_09.html)を加工して作成