視床痛について正しいのはどれか。
視床痛について正しいのはどれか。
- ⑴ CRPS〈複合性局所疼痛症候群〉typeⅠに分類される。CRPSは末梢の損傷の後に生じる疼痛症候群で、中枢性の視床痛とは別の病態です。
- ⑵ 発症頻度は脳卒中患者の30 % 程度である。発症頻度は脳卒中患者の数%とされており、30%では高すぎます。
- ⑶ 脳卒中発症直後に生じる症例が多い。発症から数週から数か月たってから現れることが多く、直後ではありません。
- ⑷ 鎮痛剤は無効であることが多い。通常の鎮痛薬が効きにくい中枢性の疼痛です。
- ⑸ 手部に腫脹を伴う。手部の腫脹を伴うのは肩手症候群で、視床痛の所見ではありません。
解説
正解は⑷です。視床痛は視床の障害によって生じる中枢性の疼痛で、通常の消炎鎮痛薬では効果が得られないことがほとんどです。治療には抗けいれん薬や抗うつ薬が用いられ、それでも完全には取り切れないことが多くなります。痛みを抱えながら活動を広げる支援が求められます。痛みを抱えながら活動を広げる支援が求められます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-08_09.html)を加工して作成