微小循環について誤っているのはどれか。
微小循環について誤っているのはどれか。
- ⑴ 物質輸送機構は拡散である。毛細血管では濃度の差に従った拡散が主な輸送の仕組みで、記述は正しいです。
- ⑵ メタ細動脈は平滑筋を持つ。メタ細動脈は平滑筋をもち、毛細血管への血流を調節します。記述は正しいです。
- ⑶ 毛細血管は内皮細胞を持つ。毛細血管は内皮細胞と基底膜からなる薄い壁をもちます。記述は正しいです。
- ⑷ 血流速度は毛細血管の細静脈端で最速になる。総断面積が大きいため毛細血管では血流速度が最も遅くなります。
- ⑸ 細動脈は血管抵抗を決定する主要部位である。細動脈は平滑筋が発達し、末梢血管抵抗を決める主要な部位です。記述は正しいです。
解説
正解は⑷です。毛細血管では血流の速度が最も遅くなります。血管1本あたりは細くても、枝分かれして総断面積が非常に大きくなるため、同じ流量を保つには流れがゆっくりになるからです。この遅さがあるおかげで、酸素と二酸化炭素や栄養素の受け渡しが十分に行えます。血流の速さと総断面積の関係は、物質の受け渡しの仕組みと結びつけて覚えましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-08_09.html)を加工して作成