入院患者のせん妄発症を予防するための取り組みとして適切なのはどれか。2つ選べ。
入院患者のせん妄発症を予防するための取り組みとして適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 処方内容を確認する。薬剤はせん妄の代表的な誘因であり、処方内容の確認が予防になります。
- ⑵ 家族との面会は謝絶する。家族との面会は安心感を与え、見当識を保つ助けになります。謝絶は逆効果です。
- ⑶ 病室移動の頻度を増やす。病室の移動は環境の変化となり、かえってせん妄を誘発します。
- ⑷ 多職種で関わるのを避ける。多職種で関わることで早期の発見と対応ができ、予防につながります。
- ⑸ 本人が見える位置に時計を置く。時間の手がかりを置くことで見当識が保たれ、混乱を防げます。
解説
正解は⑴と⑸です。せん妄は身体の不調に加えて薬剤が引き金になることが多いため、睡眠薬や抗コリン薬などの処方内容を確認し、必要に応じて見直すことが予防につながります。また時計やカレンダーを見える位置に置いて時間の手がかりを与えると、見当識が保たれて混乱が起こりにくくなります。昼夜のリズムを整え、照明と音を調整することも予防につながります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-08_09.html)を加工して作成