広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)について正しいのはどれか。
広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)について正しいのはどれか。
- ⑴ 聴覚過敏は稀である。聴覚をはじめとする感覚の過敏はよくみられ、まれではありません。
- ⑵ クレーン現象がみられる。相手の手を使って要求を伝える行動で、幼児期によくみられます。
- ⑶ 注意欠如・多動性障害は合併しない。注意欠如・多動症の併存は多く、両方の診断がつくこともあります。
- ⑷ 視覚情報より聴覚情報への注目の方が優位である。視覚情報への注目が優位で、絵や文字で示すほうが伝わりやすくなります。
- ⑸ 4〜5歳で「サリーとアン課題」ができるようになることが多い。サリーとアン課題の通過は遅れることが多く、4〜5歳でできるとは限りません。
解説
正解は⑵です。クレーン現象は、欲しい物を指さしたり言葉で伝えたりせず、相手の手をつかんで物のところへ運ぶ行動で、自閉スペクトラム症の幼児期によくみられます。相手を道具のように扱う点に、他者の心を想像する力の育ちにくさが表れています。要求の伝え方を一緒に育てていきましょう。要求の伝え方を一緒に育てていく関わりが支援の中心になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-08_09.html)を加工して作成