統合失調症の急性期において、治療効果をみるのに最も適切なのはどれか。
統合失調症の急性期において、治療効果をみるのに最も適切なのはどれか。
- ⑴ GHQ〈General Health Questionnaire〉GHQは一般的な精神的健康度をみる質問紙で、急性期の症状の変化は追えません。
- ⑵ LSP〈Life Skills Profile〉LSPは生活技能を評価する尺度で、地域生活を見据えた段階で用います。
- ⑶ PANSS〈Positive and Negative Syndrome Scale〉陽性症状と陰性症状を数値で表し、治療による変化を追えます。
- ⑷ QLS〈Quality of Life Scale〉QLSは生活の質を評価する尺度で、急性期の症状の変化には適しません。
- ⑸ SFS〈Social Functioning Scale〉SFSは社会機能を評価する尺度で、回復期以降に用います。
解説
正解は⑶です。PANSSは陽性症状7項目、陰性症状7項目、総合精神病理16項目の計30項目からなり、統合失調症の症状の重さを数値で表します。急性期の治療効果を確かめるには、幻覚や妄想といった症状そのものの変化をとらえる尺度が適しており、生活機能やQOLの尺度は回復が進んでから用います。回復の段階によって用いる尺度が変わる点を押さえておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-08_09.html)を加工して作成