記憶障害を認める患者への対応として正しいのはどれか。
記憶障害を認める患者への対応として正しいのはどれか。
- ⑴ 記憶する内容は、その意味を考え、声に出し印象づけて記憶させる。意味づけと音声化によって記憶に残りやすくなります。
- ⑵ バランストレーニングなどの運動は疲労を伴うため活用しない。運動は覚醒や意欲を高めて記憶にも良い影響を与えるため、取り入れてよい活動です。
- ⑶ 記憶する内容は、絵などの視覚的イメージは用いず記憶させる。視覚的なイメージを使うと記憶に残りやすくなるため、積極的に用います。
- ⑷ 備忘録は、多くの情報を取り扱うため活用しない。備忘録は記憶を補う有効な手段で、使い方を練習して活用します。
- ⑸ 何度も失敗を経験させながら、記憶の修正を促す。誤りを繰り返すと誤った内容が定着するため、誤りなし学習を用います。
解説
正解は⑴です。記憶は、覚える内容の意味を考え、声に出し、イメージと結びつけるほど残りやすくなります。これを精緻化とよび、記憶障害のある人でも残っている力を生かす手がかりになります。あわせてメモや手帳といった外的な手段を使い、誤りを繰り返させない形で練習を組み立てましょう。外的な手段と組み合わせて、誤りの少ない練習を組み立てましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-08_09.html)を加工して作成