脊髄損傷で正しいのはどれか。
脊髄損傷で正しいのはどれか。
- ⑴ 受傷直後は尿失禁状態となる。受傷直後は脊髄ショックで膀胱が弛緩し、尿閉となります。
- ⑵ 排尿筋括約筋協調不全は生じない。排尿筋と括約筋が同時に収縮する協調不全は、核上型で生じます。
- ⑶ 残尿が150 mL では導尿は不要である。残尿が100ミリリットルを超えれば導尿が必要になります。
- ⑷ 核・核下型神経因性膀胱であれば尿道カテーテル長期留置を行う。感染や結石を避けるため、長期留置より間欠導尿が基本になります。
- ⑸ 核上型神経因性膀胱であればトリガーポイントの叩打による反射性排尿を試みる。反射弓が保たれているため、叩打による反射性排尿を試みられます。
解説
正解は⑸です。核上型神経因性膀胱では、仙髄の排尿中枢とその下の神経が保たれているため、下腹部や大腿の内側など決まった部位を軽く叩くことで反射的な排尿を促せます。受傷直後は脊髄ショックにより尿閉となり、残尿が100ミリリットルを超えれば導尿が必要です。排尿管理は障害の高さに応じて選びましょう。膀胱内に尿をためすぎないことが、腎機能を守る鍵になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-08_09.html)を加工して作成