転移・逆転移で適切なのはどれか。
転移・逆転移で適切なのはどれか。
- ⑴ 陰性転移の解釈は避ける。陰性転移も適切な時期に扱うことで、治療を進める手がかりになります。
- ⑵ 転移は逆転移を誘発する。患者の転移に引き出される形で、治療者側に逆転移が生じます。
- ⑶ 逆転移は治療の阻害因子となる。自覚できれば患者の理解に役立つため、妨げとは限りません。
- ⑷ 逆転移は治療者の意識的反応である。逆転移は治療者の無意識に生じる反応です。
- ⑸ 心理治療の目標は陽性転移の出現である。陽性転移の出現そのものが目標ではなく、理解と洞察が目標になります。
解説
正解は⑵です。転移は、患者が過去の重要な人物に向けていた感情を治療者に向けることをいい、それに引き出される形で治療者の側に生じる感情が逆転移です。つまり転移は逆転移を誘発します。逆転移は無意識に生じるもので、自覚できれば患者の理解を深める手がかりとなり、必ずしも治療の妨げになるわけではありません。治療者が自分の感情を振り返る習慣が大切になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-08_09.html)を加工して作成