向精神薬内服中の精神疾患患者に錐体外路症状、無月経、体重増加、起立性低血圧が同時…
向精神薬内服中の精神疾患患者に錐体外路症状、無月経、体重増加、起立性低血圧が同時にみられた。最も疑われる原因薬剤はどれか。
- ⑴ 抗酒薬抗酒薬は飲酒時に不快な症状を起こす薬で、これらの副作用はみられません。
- ⑵ 抗うつ薬抗うつ薬では口渇や便秘などが多く、錐体外路症状は主な副作用ではありません。
- ⑶ 抗不安薬抗不安薬では眠気やふらつき、依存が主な副作用になります。
- ⑷ 抗精神病薬ドパミン遮断により錐体外路症状と高プロラクチン血症などが同時に現れます。
- ⑸ 抗てんかん薬抗てんかん薬では眠気や肝機能障害、皮疹などが問題になります。
解説
正解は⑷です。抗精神病薬はドパミンの働きを抑えるため、手のふるえや固縮、アカシジアといった錐体外路症状が現れます。また、プロラクチンの分泌が増えて無月経や乳汁分泌を生じ、食欲の増加による体重増加、α受容体の遮断による起立性低血圧も起こります。これらが同時にみられる点が手がかりになります。副作用は作用の仕組みから理解しましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-08_09.html)を加工して作成