37 歳の男性。日頃から職場での待遇に不満を感じており、たまたま入ったパチンコ店…
37 歳の男性。日頃から職場での待遇に不満を感じており、たまたま入ったパチンコ店で大勝してから、パチンコを繰り返すようになった。負けを繰り返す中、妻に黙って娘の学資保険を解約するなどしてお金をつぎ込んでいた。その後も借金を繰り返すがやめられず、借金に気づいた妻から「このままだと離婚する」と言われ、妻の勧めで精神科を受診し、病的賭博(ギャンブル障害)の診断を受けた。この障害の特徴で正しいのはどれか。
- ⑴ 生活のストレスはパチンコの衝動に影響しない。職場の不満などのストレスは、賭博への衝動を強める要因になります。
- ⑵ アルコール・薬物依存症を合併しやすい。アルコールや薬物の依存症を合併しやすいことが知られています。
- ⑶ 一般人口の1割に同様の問題がみられる。一般人口での有病率は数パーセント程度とされ、1割には達しません。
- ⑷ 女性では思春期に発症することが多い。女性では中年以降の発症が多く、思春期に多いのは男性です。
- ⑸ 女性に多い。病的賭博は男性に多い障害です。
解説
正解は⑵です。病的賭博はアルコールや薬物の依存症と合併しやすく、うつ病や不安障害を伴うことも少なくありません。生活上のストレスは賭博への衝動を強める大きな要因になります。有病率は一般人口の数パーセント程度とされ、男性に多く、男性では思春期から青年期に、女性では中年以降に発症することが多いという違いがあります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-08_09.html)を加工して作成