脳性麻痺の痙縮の治療として適切でないのはどれか。
脳性麻痺の痙縮の治療として適切でないのはどれか。
- ⑴ バクロフェン髄腔内投与療法バクロフェンを脊髄の近くへ直接届ける方法で、重い痙縮に用いられます。
- ⑵ 筋緊張抑制ギプス療法ギプスで持続的に伸ばして筋緊張を下げる方法で、実際に用いられます。
- ⑶ ステロイド薬経口投与筋緊張を下げる作用はなく、痙縮の治療には用いられません。
- ⑷ フェノールブロックフェノールで神経を一時的に遮断し、筋緊張を下げる方法です。
- ⑸ ボツリヌス療法ボツリヌス毒素を注射して筋緊張を下げる方法で、広く用いられています。
解説
正解は⑶です。ステロイド薬の内服は炎症を抑える薬で、筋緊張を下げる働きはなく、脳性麻痺の痙縮の治療には用いられません。痙縮に対しては、筋弛緩薬の内服、バクロフェンの髄腔内投与、ボツリヌス毒素の注射、フェノールによる神経ブロック、ギプスや装具による持続伸張などが行われます。治療は複数の方法を組み合わせ、装具や運動療法と併せて進めます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-08_09.html)を加工して作成