びまん性軸索損傷の患者で正しいのはどれか。
びまん性軸索損傷の患者で正しいのはどれか。
- ⑴ 運動失調は呈さない。脳幹や小脳の線維も傷つくため、運動失調を呈することがあります。
- ⑵ 認知障害の回復は良好である。認知障害は長く残りやすく、回復が良好とは言えません。
- ⑶ 四肢、体幹の外傷の合併は少ない。交通事故や転落など強い外力で生じるため、四肢や体幹の外傷を伴うことが多くあります。
- ⑷ 四肢、体幹の関節拘縮を生じやすい。運動麻痺が軽い例も多く、必ずしも関節拘縮を生じやすいわけではありません。
- ⑸ 社会的行動異常が生活上において問題となる。社会的行動の異常が、生活上で最も問題になりやすい障害です。
解説
正解は⑸です。びまん性軸索損傷では、脳全体に加わった回転性の力によって神経線維が広く傷つくため、記憶や注意の障害に加えて、怒りっぽさや脱抑制といった社会的行動の異常が残りやすくなります。外見上は回復して見えても、この障害が家庭や職場での生活を最も妨げる問題になります。外見上は回復して見えても、生活を最も妨げる問題になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-08_09.html)を加工して作成