80 歳の女性。重度の認知症患者。訪問作業療法を実施した際の足の写真(別冊No.…
80 歳の女性。重度の認知症患者。訪問作業療法を実施した際の足の写真(別冊No. 3)を別に示す。対処方法で正しいのはどれか。
- ⑴ 入浴を禁止する。入浴は皮膚を清潔に保つうえで有用で、禁止する必要はありません。
- ⑵ 摂食状況を確認する。低栄養は褥瘡を悪化させるため、まず摂食の状況を確かめます。
- ⑶ 足部装具を装着させる。足部装具はかえって圧迫を加えるおそれがあり、適切ではありません。
- ⑷ 足関節の可動域訓練は禁忌である。拘縮を防ぐために可動域訓練は必要で、禁忌ではありません。
- ⑸ 踵部にドーナツ型クッションを使用する。ドーナツ型クッションは縁に圧が集中して血流を妨げるため用いません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。写真の足には褥瘡が生じています。褥瘡は圧迫だけでなく、低栄養によって皮膚の抵抗力が落ちることでも進むため、まず食べられているかどうかを確かめる必要があります。重度の認知症では食事量が減りやすいので、摂食の様子を確認して栄養の改善につなげましょう。体位変換と除圧を組み合わせ、皮膚の状態を毎回確かめていきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-08_09.html)を加工して作成