境界性パーソナリティ障害の患者が自傷行為をほのめかしたとき、作業療法士の行うべき…
境界性パーソナリティ障害の患者が自傷行為をほのめかしたとき、作業療法士の行うべき対応はどれか。
- ⑴ 緊急入院を勧める。作業療法士が単独で入院を勧める立場にはありません。
- ⑵ 死にたい気持ちの有無を確認する。直接確かめることで、本人が思いを言葉にする機会になります。
- ⑶ 作業療法を延長し関わる時間を増やす。特別扱いは枠組みを崩し、依存と行動化を強めます。
- ⑷ 過去の自傷行為の回数について詳しく聴取する。過去の回数を詳しく尋ねることは、今の危険の評価になりません。
- ⑸ 自傷行為をしたら作業療法は続けられないと伝える。見捨てられ不安を強め、かえって行動化を招きます。
解説
正解は⑵です。自傷をほのめかされたときは、避けずに、死にたい気持ちがあるかどうかを直接確かめることが基本です。尋ねることで自殺を促すことにはならず、むしろ本人が思いを言葉にする機会になります。確認した内容は速やかに主治医やチームへ伝え、関わる人たちで対応を一致させていきましょう。一人で抱え込まず、チームで対応することが何よりも大切になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-08_09.html)を加工して作成