乳癌患者のリハビリテーションで正しいのはどれか。
乳癌患者のリハビリテーションで正しいのはどれか。
- ⑴ 術後に倦怠感がある場合には運動療法は行わない。倦怠感はむしろ適度な運動によって軽くなります。
- ⑵ 患側肩関節可動域訓練は術後翌日から積極的に行う。創部の安静のため、肩関節の可動域訓練は段階的に進めます。
- ⑶ 遠隔転移がある進行した病期の場合には運動療法は禁忌である。遠隔転移があっても、骨転移などに配慮すれば運動は行えます。
- ⑷ 術後放射線治療中に不安感を認める場合には運動療法は行わない。不安があることは運動を中止する理由にはなりません。
- ⑸ 術後放射線治療中の有酸素運動は貧血などの有害反応を軽減させる。倦怠感や貧血などの有害反応を軽くする効果が示されています。
解説
正解は⑸です。術後の放射線治療中に行う有酸素運動は、倦怠感や貧血などの有害反応を軽くし、体力と気分の保持に役立つことが示されています。倦怠感や不安があること自体は運動を中止する理由にはならず、遠隔転移がある場合も状態に応じて運動は行えます。がんのリハビリテーションでは続けることに意味があります。安全に続けられる強度を見極めることが、作業療法士の役割になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-08_09.html)を加工して作成