円背のある高齢者で正しいのはどれか。
円背のある高齢者で正しいのはどれか。
- ⑴ 歩行の際に歩隔が狭くなる。安定を得るために歩隔はむしろ広くなります。
- ⑵ 立位時に膝は屈曲位となる。前方へ移った重心を補うため、股関節と膝を曲げた立位になります。
- ⑶ 円背は閉塞性換気障害の原因となる。胸郭の動きが制限されるため、拘束性換気障害の原因になります。
- ⑷ 円背の治療としてギプス矯正を行う。高齢者の円背にギプス矯正は行わず、姿勢の保持と環境調整で対応します。
- ⑸ 立位バランスは、左右より前後の方向がよい。前後方向のバランスが悪くなり、後方への転倒が起こりやすくなります。
解説
正解は⑵です。円背では重心が前方へ移るため、それを補おうとして股関節と膝関節を曲げた立位をとります。胸郭の動きが制限されるため換気障害は拘束性となり、立位バランスは前後方向で不安定になります。歩行では安定を得ようと歩隔はむしろ広くなります。姿勢の変化がどの機能に影響するかを順に考えていきましょう。姿勢の変化は、呼吸やバランス、歩行に幅広く影響することを押さえましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-08_09.html)を加工して作成