72 歳の男性。以前から心電図異常を指摘されていた。心電図(別冊No. 1)を別…
72 歳の男性。以前から心電図異常を指摘されていた。心電図(別冊No. 1)を別に示す。正しいのはどれか。
- ⑴ 心房細動心房細動ではP波が消失し、RR間隔が不規則になります。
- ⑵ 心房粗動心房粗動では鋸歯状の粗動波がみられます。
- ⑶ WPW 症候群WPW症候群ではPR間隔が短縮し、デルタ波が現れます。
- ⑷ 洞不全症候群洞不全症候群では著明な徐脈や洞停止がみられます。
- ⑸ Ⅰ度房室ブロックPR間隔が0.2秒を超えて一定に延長しています。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。示された心電図では、P波に続くQRS波の間隔、すなわちPR間隔が0.2秒を超えて一定に延長しており、Ⅰ度房室ブロックにあたります。心房から心室への伝導が遅れているだけで、脱落する拍はありません。多くは治療を要さず、経過をみることになります。PR間隔の測り方を覚えておきましょう。心電図は、波形の間隔を順に測って読み取っていきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-08_09.html)を加工して作成