認知症患者の周囲を困らせる行動への対応で最も適切なのはどれか。
認知症患者の周囲を困らせる行動への対応で最も適切なのはどれか。
- ⑴ すぐに制止する。すぐに制止すると、混乱と興奮を招きます。
- ⑵ 論理的に説得する。論理的な説得は理解されにくく、効果がありません。
- ⑶ 単独での行動を勧める。単独での行動は危険を伴い、適切な対応ではありません。
- ⑷ 新たな住環境を用意する。環境を変えると混乱が強まり、症状を悪化させます。
- ⑸ 行動のパターンから原因を探る。行動の背景にある理由を探り、取り除くことが最も確かな対応です。
解説
正解は⑸です。周囲を困らせる行動の多くには、痛みや空腹、不安、居場所のなさといった理由が隠れています。いつ、どこで、どんなときに起こるのかを記録して行動のパターンをつかみ、その原因を取り除くことが最も確かな対応になります。制止や説得は本人の不安を強め、かえって行動を悪化させます。行動の背景を探る視点が、認知症のケアの基本になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-08_09.html)を加工して作成