重い荷物を持ち上げるときに、自然と息をこらえて腹に力を入れることがある。このとき…
重い荷物を持ち上げるときに、自然と息をこらえて腹に力を入れることがある。このときに体幹で起きていることについて正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 腹の中の圧が高まると脊柱にかかる負担が増えるため、背中の筋をさらに強く働かせる必要が生じます。腹圧が高まると体幹が固められ、脊柱にかかる負担はむしろ減ります。
- ⑵ 腹壁の筋と横隔膜が同時に働いて腹の中の圧が高まり、体幹が固められます。腹壁の筋と横隔膜、骨盤の底の筋が同時に働くことで腹圧が高まり体幹が固まります。
- ⑶ 体幹が固められることで脊柱にかかる負担が分散され、背中の筋だけに頼らずに支えられます。腹圧による支えが加わることで、背中の筋にかかる力が軽くなります。
- ⑷ 息をこらえると腹の中の圧が下がるため、腹壁がゆるんで体幹が動きやすくなります。息をこらえて腹壁の筋を縮めると腹の中の圧は高まり、体幹は固くなります。
- ⑸ 腹に力を入れる働きは背中の筋が担っており、腹壁の筋は働きを止めています。腹の中の圧を高めるのは腹壁の筋と横隔膜、骨盤の底の筋がそろって働くことによります。
解説
正解は⑵と⑶です。重い荷物を持ち上げるときには、声帯を閉じて腹壁の筋と横隔膜、骨盤の底の筋が同時に働き、腹の中の圧が高まります。この圧が体幹を内側から支えることで脊柱にかかる負担が分散され、背中の筋だけに頼らずに姿勢を保てます。ただし息をこらえる時間が長いと血圧が急に上がるため、心臓や血管に負担のある方には、息を止めずに持ち上げる方法を助言します。
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