目を閉じたまま手に握った鍵や硬貨の形が分からないと訴える方がいた。触った感じや温…
目を閉じたまま手に握った鍵や硬貨の形が分からないと訴える方がいた。触った感じや温かさ、痛みは左右とも同じように分かっていた。この所見の説明として正しいのはどれか。
- ⑴ 脊髄の後ろ側を上る道すじが断たれ、位置と振動の感覚が失われたことによる訴えです。この場合は関節の位置や振動の感覚が明らかに落ちるため、所見の説明になりません。
- ⑵ 目を閉じて視覚からの情報が入らないため、同じ状況では健常な人でも形は分からないものです。健常であれば目を閉じたままでも手の中の物の形はおおむね分かるため、説明になりません。
- ⑶ 皮膚から入る感覚が末梢の神経で断たれているため、形も温かさも合わせて分からなくなっています。この方は温かさや痛みが分かっているため、末梢で感覚が断たれた状態には当てはまりません。
- ⑷ 皮膚から入る感覚そのものは伝わっているが、それらをまとめて物の形として認める働きが落ちています。基本の感覚が保たれたまま形の認識だけが落ちる所見で、感覚を統合する働きの障害を示します。
- ⑸ 手を動かす筋の力が落ちて物を握れないため、形を確かめられないことによる訴えです。握る力が落ちているという所見はなく、実際に物を握ったうえで形が分からない訴えです。
解説
正解は⑷です。触った感じや温かさ、痛みといった皮膚から入る基本の感覚が保たれているのに、手の中の物の形だけが分からないという所見は、感覚そのものの伝わり方ではなく、届いた感覚をまとめて物として認める働きが落ちていることを示します。末梢の神経で感覚が断たれた場合や、脊髄の後ろ側を上る道すじが断たれた場合には、温かさや痛み、あるいは位置や振動の感覚に明らかな低下が現れます。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。