片側の顔面で、額と頬と下顎の皮膚の感覚がいずれも鈍く、噛みしめたときにその側の咬…
片側の顔面で、額と頬と下顎の皮膚の感覚がいずれも鈍く、噛みしめたときにその側の咬筋のふくらみが弱い方がいた。この所見の説明として正しいのはどれか。
- ⑴ 噛む筋は表情の筋と同じ脳神経に動かされており、額のしわ寄せの弱まりも同時に起こります。噛む筋と表情の筋は別の脳神経に支配されており、同時に弱まる関係にはありません。
- ⑵ 顔の表情をつくる筋を動かす脳神経が顔の皮膚感覚も受け持っており、その神経が傷ついたためです。表情の筋を動かす神経は顔の皮膚感覚を担わないため、感覚の低下は説明できません。
- ⑶ 顔の皮膚感覚は頸から上がる脊髄神経が担っており、頸椎の高い位置で根が圧迫されたためです。顔面の皮膚感覚は脳神経が担っており、頸の脊髄神経の分布は後頭部から下に限られます。
- ⑷ 一つの脳神経が顔の皮膚感覚と噛む筋の両方を受け持っており、その神経が傷ついたためです。三叉神経は顔面の皮膚感覚と咀嚼の筋の運動を合わせて担うため、両方が同時に現れます。
- ⑸ この組合せは末梢の神経ではなく、大脳で感覚を受け持つ領域が傷ついたときに現れる所見です。大脳の感覚の領域の障害では感覚は低下しますが、噛む筋の力が同時に落ちる形にはなりません。
解説
正解は⑷です。顔面の皮膚感覚と噛む筋の運動は、いずれも三叉神経が受け持っています。そのため一つの神経が傷つくと、額から下顎までの感覚の低下と、噛む力の低下が同じ側に同時に現れます。表情をつくる筋を動かす神経は顔の皮膚感覚を担わないため、感覚の低下を説明できません。頸の脊髄神経が受け持つ皮膚は後頭部から下の範囲です。大脳の感覚の領域が傷ついた場合は、噛む力が同時に大きく落ちる形にはなりません。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。