脳卒中の後に上肢の筋の緊張が高く、肘や手指が曲がったままになっている方に、筋の緊…
脳卒中の後に上肢の筋の緊張が高く、肘や手指が曲がったままになっている方に、筋の緊張を下げる注射が行われることになった。作業療法との組合せの考え方として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 効果が現れている期間に合わせて、動かす練習や装具の調整をまとめて進めます。緊張が下がっている期間は動かしやすく、練習や調整を進める好機です。
- ⑵ 効果が切れてから練習を始める方が、筋の緊張に負けずに動かす力がつきます。緊張が高い状態では動かしにくく、練習の効果は上がりません。
- ⑶ 注射の効果は数日で切れてしまうため、練習の計画は注射を行う前に終えておきます。効果は数か月にわたって続くため、その期間に合わせて練習や装具の調整を進めます。
- ⑷ 効果は一度で永続するため、それ以後は同じ状態が保たれることになります。効果には期間があり、時間が経つと元の緊張に戻っていきます。
- ⑸ 注射の後は筋を休ませる必要があるため、効果のある期間は動かさずに過ごします。休ませてしまうと、効果のある貴重な期間を使わないことになります。
解説
正解は⑴です。筋の緊張を下げる注射は、効果が現れる期間が限られています。この期間は関節を動かしやすく、装具も合わせやすいため、関節の動く範囲を広げる練習、手を使う課題、装具の作製や調整をまとめて進める好機になります。注射だけで曲がった状態が元に戻るわけではなく、効果のある期間に何を行うかで、その後の使いやすさが変わってきます。
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