皮膚を弱く押したときと強く押したときでは、感じる強さが違う。刺激の強さが感覚神経…
皮膚を弱く押したときと強く押したときでは、感じる強さが違う。刺激の強さが感覚神経でどのように伝えられているかについて正しいのはどれか。
- ⑴ 刺激が強いほど一つ一つの活動電位そのものが大きくなり、その大きさとして伝えられます。活動電位の大きさは刺激の強さによらずほぼ一定で、強さの手がかりにはなりません。
- ⑵ 刺激が強いほど活動電位の起こる頻度が高くなり、興奮する神経の数も多くなって伝えられます。強さは一つ一つの大きさではなく、頻度と興奮する神経の数として表されます。
- ⑶ 刺激が強いほど活動電位が軸索を伝わる速さが速くなり、その速さとして伝えられます。伝わる速さは線維の太さや髄鞘の有無で決まり、刺激の強さでは変わりません。
- ⑷ 刺激が強いほど一つ一つの活動電位の持続する時間が長くなり、その長さとして伝えられます。活動電位の持続する時間はほぼ一定で、強さを表しているのは起こる頻度と興奮する神経の数です。
- ⑸ 刺激が強いほど感覚神経の髄鞘が厚くなり、興奮が速く伝わることで強さが伝えられます。髄鞘の厚さは刺激のたびに変わるものではなく、伝わる速さも刺激の強さでは変わりません。
解説
正解は⑵です。活動電位は、生じるか生じないかのどちらかで、その大きさは刺激の強さによってほとんど変わりません。そのため刺激の強さは、活動電位が起こる頻度の高さと、興奮する感覚神経の数の多さとして伝えられます。弱く押したときは低い頻度でまばらに、強く押したときは高い頻度で多くの神経に活動電位が生じ、脳はこの違いから強さを読み取ります。伝わる速さは線維の太さで決まり、刺激の強さでは変わりません。
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