軽い荷物から重い荷物へと持ち替え、しだいに強い力を出していく場面を考える。このと…
軽い荷物から重い荷物へと持ち替え、しだいに強い力を出していく場面を考える。このとき運動単位が働き始める順序として正しいのはどれか。
- ⑴ 体幹に近い筋の運動単位から先に働き、手足の先の筋の運動単位はあとから加わります。動員される順序を決めるのは運動単位の大きさであり、その筋が体のどこにあるかではありません。
- ⑵ 支配する筋線維の数が少ない運動単位から先に働き、力が必要になるほど大きい運動単位が加わります。閾値の低い小さな運動単位から順に動員される仕組みによります。
- ⑶ 力の大きさにかかわらず、その筋の運動単位が順番に交代しながら同じ数ずつ働きます。交代がみられるのは弱い持続的な収縮の場面で、力の増加とは対応しません。
- ⑷ 速筋線維を支配する運動単位から先に働き、疲れてきた段階で遅筋線維の運動単位が加わります。先に動員されるのは遅筋線維を支配する小さな運動単位のほうです。
- ⑸ 運動単位は同時に働き始め、必要な力に応じて一つ一つの発火の頻度が変わります。力の調節は発火の頻度だけでなく、動員する運動単位の数によっても行われます。
解説
正答は、支配する筋線維の数が少ない運動単位から先に働き、強い力が必要になるほど大きい運動単位が加わるという順序です。運動単位は閾値の低いものから順に動員され、小さい運動単位は遅筋線維を支配して疲れにくく、細かい力の調節に向いています。さらに大きな力が必要になると、速筋線維を支配する大きい運動単位が加わります。筋が出す力は、この動員される数と一つ一つの発火の頻度の両方で調節されます。
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