一側の小脳半球だけが傷ついた方に、閉眼のまま示指を鼻に近づけてもらう検査を行った…
一側の小脳半球だけが傷ついた方に、閉眼のまま示指を鼻に近づけてもらう検査を行った。予想される所見はどれか。
- ⑴ 傷ついた側と同じ側の上肢で、指先が目標から外れて震えが大きくなる。小脳半球は同じ側の運動を調節するため、症状は同側の上肢に現れます。
- ⑵ 両側の上肢で、動かし始めが遅れて動きの全体が小さくなる。動きが小さく遅くなる特徴は、小脳ではなく大脳基底核の障害でみられます。
- ⑶ 両側の上肢で、静止しているときにだけ細かい震えが現れる。静止時にみられる震えは小脳ではなく、別の部位の障害を示す所見です。
- ⑷ 傷ついた側と反対の側の上肢で、筋の緊張が高まって肘が伸びにくくなる。小脳の障害では筋の緊張はむしろ低下する傾向があり、反対側にも出ません。
- ⑸ 傷ついた側と反対の側の上肢で、指先が目標から外れて震えが大きくなる。小脳の症状は同じ側に現れるため、反対側に出るという理解は誤りです。
解説
正答は、傷ついた側と同じ側の上肢で指先が目標から外れ、震えが大きくなることです。小脳半球は同じ側の上下肢の運動の調節を担うため、障害による症状は同側に現れます。指鼻試験では目標に近づくほど震えが強くなる企図振戦や、距離の見積もりを誤る測定障害がみられます。筋の緊張はむしろ低下する傾向があり、静止しているときにだけ現れる震えは、小脳ではなく別の部位の障害を示す所見です。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。