長く続く腰の痛みを訴える患者の評価について正しいのはどれか。
長く続く腰の痛みを訴える患者の評価について正しいのはどれか。
- ⑴ 視覚的アナログスケールは、痛みの部位とその性質を分類するために用いる尺度である。この尺度は線上の位置で痛みの強さを示すもので、部位や性質を分類する道具ではありません。
- ⑵ 痛みは主観的な訴えであるため、評価は診断の後に一度行えばよい。痛みは日や場面で変わるため、経過を追って繰り返し評価し治療の効果を確かめます。
- ⑶ 数値評価スケールで得た値は、患者どうしの痛みの強さを直接比べる目的で用いられる。感じ方には個人差があるため、同じ人の中での変化をみる指標として用いるのが基本です。
- ⑷ 痛みの強さの評価に加え、痛みによる生活動作の支障も合わせて把握する。長く続く痛みでは強さだけで全体をとらえられないため、生活動作や参加への影響も併せてみます。
- ⑸ 痛みに対する不安や破局的な考え方は、身体の所見が整うまで評価を控える対象となる。不安や破局的な考え方は痛みの長期化に関わるため、身体の所見と並べて早い段階から評価します。
解説
正解は⑷です。長く続く痛みは強さだけで全体をとらえられないため、生活動作や社会参加への支障、心理面まで含めて多面的に評価します。視覚的アナログスケールは線上の位置で痛みの強さを示す尺度で、部位や性質の分類には用いません。痛みは日や場面で変わるので、経過を追って繰り返し評価します。数値評価スケールは同じ人の中での変化をみる指標であり、不安や破局的な考え方も早い段階から評価の対象になります。
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