HEp-2 細胞を核材に用いた間接蛍光抗体法による抗核抗体の染色パターン(別冊N…
HEp-2 細胞を核材に用いた間接蛍光抗体法による抗核抗体の染色パターン(別冊No. 15)を別に示す。最も考えられるのはどれか。
- ⑴ 抗Jo-1 抗体細胞質がびまん性に染まるパターンを示します。核が斑紋型に染まる像とは異なります。
- ⑵ 抗RNP 抗体核が粗大な斑点状に染まる斑紋型を示し、分裂期の染色体は染まりません。この像に一致します。
- ⑶ 抗dsDNA 抗体均質型や辺縁型を示し、分裂期には染色体全体が染まります。斑紋型ではありません。
- ⑷ 抗セントロメア抗体間期核の点状蛍光が分裂期には中期板に集まって並ぶ離散斑紋型を示し、この像とは異なります。
- ⑸ 抗ミトコンドリア抗体細胞質が顆粒状に染まるパターンで、核が斑紋型に染まる像とは異なります。
解説
正答は⑵です。示された標本では、間期の核が全体にわたって粗い斑点状に染まる斑紋型のパターンを示し、分裂期細胞の染色体部分は染まっていません。この像は核内リボ核蛋白を認識する抗RNP抗体に特徴的で、混合性結合組織病〈MCTD〉で高率に検出され、全身性エリテマトーデスなどでもみられます。抗Jo-1抗体は核ではなく細胞質が染まり、抗dsDNA抗体は均質型や辺縁型で分裂期の染色体も染まり、抗セントロメア抗体は点状蛍光が中期板に並び、抗ミトコンドリア抗体は細胞質の顆粒状となり、いずれも所見が一致しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成