疾患と検出される自己抗体の組合せで誤っているのはどれか。
疾患と検出される自己抗体の組合せで誤っているのはどれか。
- ⑴ 悪性貧血 ― 抗内因子抗体内因子に対する自己抗体によりビタミンB12の吸収が障害されます。組合せとして正しい内容です。
- ⑵ Basedow 病 ― 抗TSH レセプター抗体抗TSHレセプター抗体が甲状腺を持続的に刺激して機能亢進を起こします。組合せとして正しい内容です。
- ⑶ 関節リウマチ〈RA〉 ― 抗CCP 抗体抗CCP抗体は関節リウマチに特異性が高く、早期診断に有用です。組合せとして正しい内容です。
- ⑷ Goodpasture 症候群 ― 抗アセチルコリンレセプター抗体検出されるのは抗糸球体基底膜抗体です。抗アセチルコリンレセプター抗体は重症筋無力症の自己抗体です。
- ⑸ 原発性胆汁性胆管炎〈PBC〉 ― 抗ミトコンドリア抗体抗ミトコンドリア抗体は原発性胆汁性胆管炎で高率に検出されます。組合せとして正しい内容です。
解説
正答は⑷です。グッドパスチャー症候群で検出されるのは抗糸球体基底膜〈抗GBM〉抗体であり、抗アセチルコリンレセプター抗体は重症筋無力症でみられる自己抗体です。組合せが入れ替わっているためこれが誤りにあたります。ほかの組合せはいずれも正しく、悪性貧血ではビタミンB12の吸収に必要な内因子に対する抗内因子抗体、バセドウ病では甲状腺を刺激する抗TSHレセプター抗体、関節リウマチでは抗CCP抗体、原発性胆汁性胆管炎では抗ミトコンドリア抗体が検出されます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成