Ⅱ型アレルギーで正しいのはどれか。
Ⅱ型アレルギーで正しいのはどれか。
- ⑴ 補体による細胞障害が起こる。細胞表面の抗原に結合した抗体が補体を活性化し、細胞が破壊されます。Ⅱ型の中心となる機序です。
- ⑵ 抗原と感作T 細胞の結合で生じる。感作T細胞が抗原と反応して起こるのはⅣ型(遅延型)です。ツベルクリン反応が代表例です。
- ⑶ アナフィラキシーショックを起こす。アナフィラキシーショックはIgEを介するⅠ型で生じます。Ⅱ型の反応ではありません。
- ⑷ 免疫複合体の組織沈着が原因となる。免疫複合体が組織に沈着して補体を活性化するのはⅢ型です。血清病や糸球体腎炎が代表例です。
- ⑸ 肥満細胞の活性化でヒスタミンが放出される。肥満細胞の活性化によるヒスタミン放出はⅠ型の機序です。Ⅱ型では起こりません。
解説
正答は⑴です。Ⅱ型アレルギーは細胞障害型と呼ばれ、細胞表面や基底膜の抗原にIgGまたはIgMが結合し、古典経路の補体が活性化して膜侵襲複合体による細胞破壊が起こります。あわせてマクロファージによる貪食や抗体依存性細胞障害も関与し、自己免疫性溶血性貧血や不適合輸血、特発性血小板減少性紫斑病がこの型にあたります。感作T細胞が働くのはⅣ型、免疫複合体の沈着が原因となるのはⅢ型、肥満細胞からのヒスタミン放出とアナフィラキシーはⅠ型の機序です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成