骨髄塗抹標本(別冊No. 13)を別に示す。矢印で示すのはどれか。
骨髄塗抹標本(別冊No. 13)を別に示す。矢印で示すのはどれか。
- ⑴ 小胞体膜の網状構造で、光学顕微鏡では個々に識別できません。塩基性の細胞質として全体に反映されるだけです。
- ⑵ ゴルジ装置核に接した淡明な領域として普通染色でも観察でき、蛋白分泌の盛んな細胞で発達します。
- ⑶ リソソーム分解酵素を含む小さな顆粒で、光学顕微鏡の分解能では単独の構造として識別できません。
- ⑷ リボソーム蛋白合成の場ですが微細な粒子であり、光学顕微鏡では個々に識別できません。
- ⑸ ミトコンドリア光学顕微鏡では明確な構造としてとらえられず、識別には電子顕微鏡が必要です。
解説
正答は⑵です。矢印は核に接した部分にみられる淡く抜けた領域を示しており、これは発達したゴルジ装置にあたります。ゴルジ野と呼ばれ、形質細胞や前骨髄球のように蛋白の合成と分泌が盛んな細胞で核近傍の明庭として普通染色でも観察できます。小胞体・リソソーム・リボソーム・ミトコンドリアはいずれも光学顕微鏡の分解能では個々の構造として識別できず、電子顕微鏡での観察が必要です。普通染色で見える細胞内構造かどうかで整理しておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成