類上皮細胞肉芽腫を形成する疾患はどれか。
類上皮細胞肉芽腫を形成する疾患はどれか。
- ⑴ 化膿性肺炎細菌感染により好中球が浸潤して膿を形成する急性の化膿性炎で、肉芽腫は形成しません。
- ⑵ 間質性肺炎肺の間質にリンパ球浸潤と線維化が生じる慢性の炎症で、類上皮細胞肉芽腫は特徴ではありません。
- ⑶ 偽膜性腸炎クロストリジオイデス・ディフィシレの毒素による大腸の炎症で、フィブリン性の偽膜を作りますが肉芽腫は伴いません。
- ⑷ サルコイドーシス類上皮細胞とラングハンス型多核巨細胞から成る非壊死性肉芽腫を形成する代表的な疾患です。
- ⑸ 線維素性心外膜炎心外膜にフィブリンが析出する滲出性の炎症で、肉芽腫の形成はみられません。
解説
正答は⑷です。サルコイドーシスは原因不明の全身性疾患で、類上皮細胞(活性化したマクロファージ)が集まってラングハンス型多核巨細胞を伴う非壊死性の類上皮細胞肉芽腫を、肺や肺門リンパ節、眼、皮膚などに形成します。中心部の壊死を欠く点が結核の肉芽腫との違いです。化膿性肺炎は好中球主体の急性炎、間質性肺炎は線維化を伴う慢性炎、偽膜性腸炎は毒素によるフィブリン性の偽膜形成、線維素性心外膜炎はフィブリンの析出が主体であり、いずれも肉芽腫は作りません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成