アンモニアで正しいのはどれか。
アンモニアで正しいのはどれか。
- ⑴ 腎臓で無毒化される。無毒化を担うのは肝臓の尿素サイクルです。腎臓はできた尿素の排泄と一部のアンモニア産生を担います。
- ⑵ 核酸から生合成される。主な発生源はアミノ酸の脱アミノ反応と腸内細菌による尿素の分解で、核酸から生合成されるものではありません。
- ⑶ 血漿中では蛋白に結合して存在する。血漿中では蛋白と結合せず遊離の低分子として存在します。そのため採血後の細胞からの遊出で偽高値になりやすいです。
- ⑷ ウレアーゼ-GLDH 法によって測定される。測定はGLDH法で行います。ウレアーゼは尿素をアンモニアに分解する酵素で、尿素窒素の測定に使う点が異なります。
- ⑸ 臨床検査ではアンモニア窒素濃度として表示する。アンモニア窒素〈NH3-N〉濃度として μg/dL で報告するのがわが国の慣習で、この記述が正しい内容です。
解説
正答は⑸です。わが国の臨床検査ではアンモニアをアンモニア窒素として表し、μg/dL の単位で報告するのが慣習となっています。アンモニアはアミノ酸の脱アミノや腸内細菌による尿素の分解で生じ、肝臓の尿素サイクルで尿素に変換されて無毒化されます。血漿中では蛋白と結合せず遊離の低分子として存在し、測定にはグルタミン酸デヒドロゲナーゼ〈GLDH〉法が用いられます。ウレアーゼは尿素窒素の測定に使う酵素で、アンモニア測定に加えると誤差の原因になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成