血清を試料として定量可能なのはどれか。
血清を試料として定量可能なのはどれか。
- ⑴ ACTH下垂体前葉ホルモンで、血中で分解されやすく容器にも吸着するため、EDTA加血漿を氷冷して用います。
- ⑵ ADH下垂体後葉ホルモンで半減期が数分と短く不安定です。EDTA加血漿を氷冷して速やかに分離する必要があります。
- ⑶ BNP血清では凝固の過程で濃度が変動するため、EDTA加血漿で測定することが定められています。
- ⑷ PTH血中で速やかに断片化するため、冷却したEDTA加血漿での採取と速やかな測定が推奨されます。
- ⑸ TSH下垂体前葉ホルモンのうち比較的安定で、日常検査では血清を試料として測定されています。
解説
正答は⑸です。TSHは血中で比較的安定なため、通常の血清を試料としてそのまま測定できます。これに対しACTHとADHは分解を受けやすく、EDTA加血漿として氷冷し速やかに血漿を分離する必要があります。BNPも血清では凝固の過程で値が変動するためEDTA加血漿が指定され、PTHは血中で速やかに断片化するので冷却したEDTA加血漿での採取が推奨されます。ホルモン検査では項目ごとに採血管の種類と保存条件が定められている点を押さえておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成