細胞内小器官で糖鎖の付加を行うのはどれか。
細胞内小器官で糖鎖の付加を行うのはどれか。
- ⑴ 核二重の核膜に包まれ、DNAの保存と転写を担う構造です。糖鎖の付加は核内では行われません。
- ⑵ 中心体1対の中心小体からなり、細胞分裂の際に紡錘体の微小管を伸ばす起点となる構造で、糖鎖修飾には関与しません。
- ⑶ ゴルジ装置小胞体から届いた蛋白質に糖鎖の付加や切断などの修飾を行い、行き先ごとに選別して輸送する細胞内小器官です。
- ⑷ リソソーム多数の加水分解酵素を含み、取り込んだ物質や不要になった細胞内成分を分解する小器官で、合成や修飾は行いません。
- ⑸ ミトコンドリアクエン酸回路と電子伝達系によりATPを産生する小器官です。独自のDNAを持ちますが糖鎖付加は担いません。
解説
正答は⑶です。糖鎖の付加は粗面小胞体で始まり、ゴルジ装置で糖鎖の切断と付加が繰り返されて完成します。ゴルジ装置は小胞体で作られた蛋白質を受け取り、糖鎖修飾やリン酸化などの加工を施したうえで、分泌顆粒やリソソーム、細胞膜へと選別して送り出す場です。核は遺伝情報の保存と転写、中心体は細胞分裂時の紡錘体形成、リソソームは加水分解酵素による分解、ミトコンドリアはATP産生を担っており、いずれも糖鎖付加の場ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成