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健常者の尺骨神経で行った逆行性記録法による感覚神経伝導検査の記録波形(別冊No.…

健常者の尺骨神経で行った逆行性記録法による感覚神経伝導検査の記録波形(別冊No. 5)を別に示す。感覚神経活動電位〈SNAP〉の振幅が刺激部位によって図示するように低下する機序はどれか。2 つ選べ。

解説

正答は位相相殺と生理的な時間的分散です。刺激部位を近位へ移すほど記録電極までの距離が長くなり、太さの異なる感覚線維の伝導速度の差によって電位の到達時刻がばらつきます。これが生理的な時間的分散で、その結果、個々の線維の電位の陽性成分と陰性成分が重なって打ち消し合うため(位相相殺)、合成波である感覚神経活動電位の振幅は低下し、持続時間は延びます。健常者でも生じる現象です。不応期や逆行性伝導は距離に応じた振幅低下の説明にならず、伝導ブロックは病的な所見ですから健常者には当てはまりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成

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