下肢静脈の超音波検査で誤っているのはどれか。
下肢静脈の超音波検査で誤っているのはどれか。
- ⑴ 主にリニア型プローブを使用する。下肢静脈は比較的浅い位置にあるため、高い周波数のリニア型プローブが適します。記述は正しく、正答ではありません。
- ⑵ 圧迫法では静脈の虚脱の有無を確認する。プローブで圧迫して静脈が押しつぶれるかを確認する方法で、虚脱しなければ血栓を疑います。記述は正しいです。
- ⑶ バルサルバ法は吸気後に息ごらえをする。吸気後に息こらえをして腹圧を上げ、弁の逆流を評価する手技です。記述は正しく、正答ではありません。
- ⑷ カラードプラ法では流速レンジを上げて血流を確認する。静脈の血流は低速のため、流速レンジは下げて設定します。上げるという記述が誤りであり、これが正答です。
- ⑸ ミルキング法はプローブより末梢側を握って放し血流を誘発させる。プローブより末梢側を握って放し、血流を送り込んで観察する手技です。記述は正しいため正答ではありません。
解説
正答は「カラードプラ法では流速レンジを上げて血流を確認する」で、この記述が誤りです。下肢静脈の血流は動脈に比べて遅いため、流速レンジは下げて低速の血流を拾えるように設定します。上げてしまうと血流が表示されず、血栓があると見誤るおそれがあります。ほかの記述はいずれも正しく、表在の血管を観察するためリニア型プローブを用い、圧迫法で静脈が虚脱するかを確認し、バルサルバ法では吸気後の息こらえで逆流を評価し、ミルキング法ではプローブより末梢を握って血流を誘発します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成