心尖部長軸像(別冊No. 3)を別に示す。パルスドプラ法によるE/A の計測部位…
心尖部長軸像(別冊No. 3)を別に示す。パルスドプラ法によるE/A の計測部位はどれか。
- ⑴ ①僧帽弁尖の先端から外れた位置であり、拡張期の左室流入血流を代表する波形が得られないため、E/Aの計測には適しません。
- ⑵ ②僧帽弁尖の先端付近、左室流入路にサンプルボリュームを置く位置です。拡張期のE波とA波を明瞭に記録できるため、正答です。
- ⑶ ③僧帽弁尖の先端から離れた位置で、流入血流の速度が正しく反映されません。E/Aの計測部位ではありません。
- ⑷ ④左室流出路側にあたる位置で、記録されるのは収縮期の駆出血流です。拡張期のE波・A波は得られません。
- ⑸ ⑤同様に僧帽弁尖の先端から外れた位置であり、左室流入血流の計測には適しません。
解説
正答は②です。E/Aは左室流入血流の波形から求める指標で、パルスドプラ法のサンプルボリュームを僧帽弁尖の先端付近、すなわち左室流入路に置いて記録します。②がその位置にあたります。ほかの位置では目的の波形が得られません。左房内や心尖部側では流速が低くE波・A波が明瞭に出ず、左室流出路や大動脈弁の側では収縮期の駆出血流が記録されてしまいます。E波は拡張早期の急速流入、A波は心房収縮による流入を表し、E/Aの低下は左室の拡張機能障害を示します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成